IoT化による最大のメリットは製造工程の見える化により品質の担保が可能になることである。

日本の製造業は現場のQC活動により品質をより改善する力がダントツに強い。
しかし、現場力が強いがゆえに第三者からは製造工程の把握が難しい。

昔、メーカーに勤めていた時、製造工程の中で製造伝票に記載される製造情報を
コンピュータシステムと連携させる仕事をしていた。
そのため、製造現場の方々にヒァリングし、時々、QC活動に参加させてもらった。
実にどの工程も詳細にわたり仕事のワークフローができている。
記入ミスをなくすために、伝票の記載にも工夫があり、現場力が凄いと驚いた。

製造業の品質をIoT化で担保するためには、データ解析を強化するだけではなく、
現場のQC活動との連携が重要であり、このやり方は海外の製造業では簡単に真似
ができない。

海外とより競争力を生む日本式の製造業のIoT化の方法である。