東京ビッグサイトで開催された2017国際食品工業展に見学に行ってきた。
目的は、オランダ応用科学研究機構であるTNOの講演を聴講するためだ。

講演テーマ:オランダ発の食と健康のイノベーション課題

一言で言えば、産学官の研究体制が充実しており、
特に、オランダのWageningen 大学が中心となり、
各国の企業と多くの分野で研究を実施している。
大学の持つ技術のシーズ(種)を事業化することを出口戦略とし、
新しい事業を各国で創出している。
残念ながら日本は研究のための研究が多く、
事業化を目的とすると大学からはいい顔をされない。

しかし、農水省が主催している「知の集積と活用の場 産学官連携協議会」の研究開発は、
出口戦略を実用化することを目的としている。 
これは画期的なことだ。 
更に、一つの研究開発テーマに関して、他の省庁との予算を組み合わせることが可能。
こうしたことは日本で初めての試みではないだろうか。

弊社は日本の農業が雇用を生むことができる産業とするために、
ある研究開発を行っており、
その技術を広く国内外に普及させるために、
研究プラットフォーム申請を準備している。